フルミストは点鼻のインフルエンザ生ワクチンで、鼻腔内にスプレーで吹きかける形式です。痛みがなく、針を使わないため、注射が苦手な方や小さなお子様に向いています。
点鼻生ワクチンとは、生きたインフルエンザウイルスを弱毒化した「生ワクチン」を使用します。このため、ウイルス自体が体内で増殖することを通じて免疫を獲得します。
鼻水や鼻づまり、喉の痛みなど、軽度の感冒症状が副反応として現れることがあります。しかし、これらの症状は通常軽度で短期間で治まります。
弱毒化したウイルスを噴霧するため、免疫抑制剤などを投与していたりなど免疫力が低下している人はインフルエンザウイルスに感染する可能性があります。周囲に免疫力が低下した人がいるとその方にインフルエンザウイルスの感染を広げてしまうリスクもあります。
インフルエンザの予防には、点鼻生ワクチンと注射不活化ワクチンのどちらも有効です。それぞれに異なるメリットがあり、個々の状況に応じて選択することが大切です。たとえば、注射が苦手な子どもには痛みがない点鼻生ワクチンが向いている一方で、高齢者や基礎疾患を持つ方には注射不活化ワクチンが推奨されることが多いです。
日本小児科学会予防接種・感染対策委員会からの文書により、人工内耳埋め込み術後および内耳の先天性形成不全の方へのフルミスト点鼻は当院では施行いたしません。
| 注射予防接種(不活化ワクチン) | フルミスト点鼻(生ワクチン) | |
|---|---|---|
| 対象年齢 | 生後6か月から | 2歳~18歳 |
| 接種回数 |
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1回 |
| 接種部位 | 皮下注射 | 点鼻 |
| 効果持続期間 | 接種後2~5か月程度 | 接種後約1年 |
| 副反応(5%以上のもの) | 紅斑、疼痛、そう痒感、硬結、鼻漏など | 鼻閉、鼻漏、咽頭痛、発熱、下痢など |
| メリット |
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| デメリット |
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