めまいの原因はさまざまで、複数の要因がからみ合うこともあります。
原因は耳(内耳・前庭)だけにとどまりません。脳や脳血管、血圧・自律神経といった内科的な要素、首や姿勢などの整形外科的な要素、不安・ストレスなどの心理的な要素、加齢・フレイル(体の衰え)による平衡機能の低下まで、多くの診療科にまたがって起こります。そのため「どの科を受診すればよいか分からない」というお声をよくいただきます。
当院は日本めまい平衡医学会の専門会員・めまい相談医が、耳鼻咽喉科の疾患にこだわらず全身を総合的に診る“めまいのプライマリケア医”として診断と治療にあたります。必要に応じて脳神経内科・脳神経外科・循環器内科・整形外科・心療内科などと連携します。
めまいは“全身”から起こります
原因は多くの診療科にまたがります
めまいは“全身”から起こります。だからこそ、耳だけでなく全身を診る総合的な視点が欠かせません。
耳・前庭
内耳の三半規管・耳石、前庭神経の異常。BPPV(良性発作性頭位めまい症)・メニエール病・前庭神経炎など。
脳・脳血管
脳幹・小脳や脳血管の病気(中枢性)。頭痛・しびれ・ろれつが回らない等を伴うことがあります。
循環器・内科
血圧の変動・不整脈・貧血・脱水、お薬の影響、自律神経の乱れなど、立ちくらみ型のめまい。
頸性・整形
首や肩のこり・姿勢の影響による頸性めまい。デスクワークや加齢に伴うことも。
心因・ストレス
不安・抑うつ・過労。PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)など、慢性のふわふわ感。
加齢・フレイル
筋力・平衡機能・視覚など複数の衰えが重なる高齢者のふらつき。転倒予防が大切です。
“めまい”と一口に言っても
感じ方によって原因のヒントが変わります
回転性めまい
vertigo
自分や周囲がグルグル回る感じ。ぐるぐる。
浮動性・ふらつき
dizziness
フワフワ・ゆれる、雲の上を歩くような不安定感。
目のめまい
前庭視覚症状
視界が揺れる・像がぶれる(動揺視)、まっすぐが傾く感じ。
姿勢のめまい
バランス症状
立つ・歩くときのふらつき、体が引かれる、転びそうになる。
※ 国際分類(Bárány学会 ICVD/Bisdorff ら 2009)に基づく整理です。どのタイプかを見分けることが、原因の絞り込みにつながります。
当院のめまい検査体制
原因を多角的に調べるための検査をそろえています
診断と治療の流れ
ていねいな問診+診察
事前のWeb問診も活用し、いつ・どんな時に・どんなめまいが起こるかを詳しくうかがい、診察します。
多彩な検査で原因を絞る
眼振・vHIT・平衡機能・自律神経など、必要な検査を組み合わせて原因を見極めます。
原因に応じた治療
お薬・理学療法(めまいのリハビリ)・生活指導など。耳鼻科の枠にこだわらず、必要に応じ他科と連携します。



