アレルギー性鼻炎の鼻閉に対する鼻粘膜焼灼術

アレルギー性鼻炎では鼻の粘膜がむくんで空気の通り道が狭くなり鼻がつまるようになります。通常は内服薬や点鼻薬で保存的に治療を行いますが、鼻づまりが強く1年中症状が続くような場合はむくんだ鼻の粘膜を焼いて小さくすることで鼻づまりを解消します。

当院では二種類の焼灼法法を行っています。

  • トリクロリール酢酸(TCA)による焼灼

比較的鼻閉の軽い場合はトリクロリール酢酸(TCA)を塗って薬で粘膜を焼灼します。麻酔のガーゼを鼻の中に入れて麻酔をした後、TCAを塗るだけなので操作は簡単で短時間で終わります。痛みもほとんどありません。

  • RFナイフ(サージトロン)による焼灼

鼻粘膜のむくみが強い場合はRFナイフ(サージトロン)で焼灼します。針を粘膜下に刺して焼灼を行うので出血があまりなく、焼灼後に痂皮が付く量も少ないです。